『うそっぷ宇宙モノがたり』_其之壱~消滅~

 人口の超過密状態による地球滅亡の危機から脱するために宇宙に安住の地をもとめた人類。

 だが、宇宙においても、都市の人口の膨張は止まる事を知らなかった。


 どの宇宙都市も、アルジェのカスパも遠く及ばないほどの複雑さを増してゆき、街は幾層にも入り組んだ構造になっていった。

 この都市空間の非人間的な物質的世界の狭間で、ひとびとの「対他」関係は無きに等しいものとなり、「即自」と他者との相克関係に対峙することもなくなった。



未来都市 Space Habitat_存在と無-01a(2)
未来都市 Space Habitat_存在と無-01a(2) posted by (C)トロイ


 無化された存在は、存在そのものを無化し、"存在"という概念は自然消滅した。

 存在の無化に耐えきれなくなった人類に代わって、機械がこの世の総てを統べるようになった。

 
 やがて、宇宙都市全体の様子に変化が見られるようになった。



未来都市 Space Habitat_存在と無-02(1)
未来都市 Space Habitat_存在と無-02(1) posted by (C)トロイ


 都市の大きさも建物などの数もマイナス方向に戻り始めたのだ。

 どうやら、宇宙都市の居住地区が飽和状態に達すると、時間が逆行をするかように、都市全体の縮小化現象が起こってきているようだ。



未来都市 Space Habitat_存在と無-03a(1)
未来都市 Space Habitat_存在と無-03a(1) posted by (C)トロイ


 "Space Habitat"はその構造の変化を伴いながら、縮小への途をさらに歩んで行った。 



未来都市 Space Habitat_存在と無-04(1)
未来都市 Space Habitat_存在と無-04(1) posted by (C)トロイ


 宇宙都市の縮小は、もうこれ以上はないという超高密度状態に!


 そして、宇宙都市の自転は一秒間に1000回にも及ぶようになった。



 ある日…、


未来都市_存在と無-05
未来都市_存在と無-05 posted by (C)トロイ


 宇宙都市の"核"からの膨大な放出エネルギーによって巨大地震が起こり、宇宙都市はその形を失いながら宇宙の闇に包含されるかのように消え去っていった。




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Re: No title

コメントをどうもありがとうございます。


> 面白い画像ですね(^^♪


無機質な画像に興味を抱いていただき嬉しいです。

No title

面白い画像ですね(^^♪
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