I Don't Know What Love Is

愛のかたち-04_めばえ
愛のかたち-04_めばえ posted by (C)トロイ


 ボクのハートは火が点きやすいようです。
 おかしな話なのですが、ハートブレイクを味わうたびに、ボクのハートはますます発火しやすくなってきます。


 気になる女性のちょっとした仕草やボクを見る目の光に、彼女はボクのことを好きなのかもしれないと感じてしまいます。
 そう思い始めると、二人のバラ色の世界がボクの脳裏にどんどん膨らんできて、ボクはその中にすっぽりと包みこめられてしまうのです。

 しかし、もともとが確りとした根拠もないままに自分勝手に築き上げてしまうボクの一方通行の思いなので、片思いの域から恋愛の世界へと飛翔することなど人が言うほど簡単にできるはずもないのです。 
 他人から見ればどうということもない日常茶飯事の関係性を、ボクはボクに都合のよいように捉えてバラ色の世界として描きあげてしまいます。
 そのバラ色の世界は片思いのボクが描いてしまう戯言の世界に過ぎないのはわかっています。

 燃え上がるような恋の世界がボクにも微笑んでくれるに違いないといくら自己暗示をかけてみても、その自己暗示に翼が生えたことは一度もないのです。
 ボクの薔薇色の世界は、いつも、現実という厳しい世界に向き合うと、いとも簡単に潰え去ってしまいます。

 これまでに、友人という関係さえ、もろくも崩れ去ってしまったことがいくどあったことか。友人だと思っていたのもボクの錯覚に過ぎなかったのだと気づかされきます。
 なかには、まるでボクがストーカーでもあるかのように気味悪がる女性もいるので、ボクは萎縮してしまいます。
 引っ込み思案とか、あるいはシャイだなんていうある意味でカッコいい言葉で表せるような状態ではないのです。

 それでも、ボクは懲りることもなく、いつの日にかボクにも身を焦がすような恋ができるかもしれないと思っています。思うこと自体は自由ですものね。


愛のかたち-05片恋
愛のかたち-05片恋 posted by (C)トロイ


 さすがに近ごろは、ボクのハートに火をつけられた感じがしても、「好きです」と言わないままでいるようになりました。
 「好き」と私が言おうとすると、頭のどこかで「止めとけ、止めとけ、オマエが相手にされるはずなんかないんだから」とか「どうせ、また、振られるのが落ちだろう」という声が頭の中で木霊して、どうしても口が重くなってしまうのです。
 なんのことはありません。相思相愛の焔を満足に燃え上がらすことがいちどもできないまま、不完全燃焼の片思いという燃え滓ばかりを集めているのがボクなのです。


 いまでは、ボクが恋・愛を望むこと自体が無理なのだと感じています。友人くらいのところまではいけても、それ以上の関係にはどうしても進まないのです。
 そして、遅まきながら気がついたのです。ボクが好きになる女性が好む男性のタイプにボクは入っていないのだ、と。
 たぶん、人並みに恋もできないような、なにか決定的なものがボクにはあるのでしょう。また、女性のハートに火をつけることができるほどインパクトのあるものがボクには欠けているのだと思います。

 そんなボクなのですが、人前で女性にべったりしているふにゃふにゃした感じの男性がモテテいるのを目にすると考え込んでしまいます。
 女性の目から見て、なぜ、ボクはその男性よりも異性としての存在価値がないのだ、と。ボクはそんなに異性としての存在価値がないのでしょうか。


 ボクがその人をどんなに好きになっても、その人とは"単なる友人"にとどまっているという関係がお互いにベストなのだ、とボクは自分の気持ちに手を打ってしまうようになりました 。
 この"友人"という関係もボクの錯覚でしかないのかもしれませんが…。


 ボクの心は湿気を帯びてしまい、もう誰も、ボクのハートに火を点けることができないのではないかと思います。


愛のかたち-03_hopeless
愛のかたち-03_hopeless posted by (C)トロイ




追記:

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   夢幻のスペース・オデッセー

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   夢幻のOdyssey(オデッセー)

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