夢のかたち~birth~

birth
birth posted by (C)トロイ

          『胎内に水の流れる桃月夜』


羊水の中に息づく意識の色。
求めるものを描き続ける抽象画。

とめどなく流れる時間の色。
見い出せぬ場所をさまよう自画像。

夢として現れる愛のかたち。
記憶の深部に眠っている原風景。

    ~birth~


私たちの意識下に流れている水の色、こころに流れる水の色はどんな色なのだろうか?
その色は人それぞれに違うだろうし、いろいろな状況でまた違ってくるのだろう。


         『熱帯魚さみしきものは発光す』


追記:

心象風景の画像のあるフォト・アルバム「夢幻のOdyssey(オデッセー)」と「for BLOG_心象風景」はこちらです。↓

  夢幻のOdyssey(オデッセー)

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夢のかたち~souvenir of @lantis~

souvenir of @lantis
souvenir of @lantis posted by (C)トロイ


     天罰? 神罰?

      あるいは

      天災?


     海底に沈んだ

      古代都市

      謎に満ちた

      【@lantis】


   その存在をいまに伝える

      “souvenir”

       創世


追記:
心象風景の画像のある「夢幻のOdyssey(オデッセー)」と「for BLOG_心象風景」はこちらです。↓

  夢幻のOdyssey(オデッセー)

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夢のかたち~phoenix of black night~

火の鳥(phoenix)_誕生
火の鳥(phoenix)_誕生 posted by (C)トロイ


  phoenix of black night

巣 nest
 無意識の抱卵

孵 incubation
 真夜の夢魔

雛 nestler
 深遠の道程

翼 wings
 暗部の醸成
 
鳴 cry
 意識下の顕現
 

   『火の鳥が孵る春夜の重低音』



追記:

心象風景の画像のあるフォト・アルバム「夢幻のOdyssey(オデッセー)」と「for BLOG_心象風景」はこちらです。↓

  夢幻のOdyssey(オデッセー)

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愛のかたち~tapestry~

 愛のかたち~tapestry~

薔薇の言葉d-01
薔薇の言葉d-01 posted by (C)トロイ

円かなる心の世界
穏やかに
言葉を超えて通い合う日々

目に見えぬ縁(えにし)が紡ぐ
たおやかな
至福の時間(とき)の微笑みを見る

Ay 相 愛 I 昨日今日明日
Cantare!
踊るふたりのtapestry

 Alles Gute♪
 Alles Liebe♪
 Alles Schoene♪

 Danke schoen!



*使用した外国語の単語に関連した曲(ご参考まで)↓

 CIELITO LINDO etc.
 
 tapestry

 Danke Schoen



追記:

心象風景の画像があるフォト・アルバム「夢幻のOdyssey(オデッセー)」と「for BLOG_心象風景」はこちらです。↓

  夢幻のOdyssey(オデッセー)

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sound of music from abyss

真夜中のミロ
真夜中のミロ posted by (C)トロイ

    『剥製の眼に囲まれている春の夜


 sound of music from abyss 
  
真夜中の負のエナジーを摂り込み
      フィードバックする hardなrock の青春

次代へと loud に生きてはいくが
        剥製のごとく黙す heavyなmetal の孤独


   天空の月がそれぞれの abyss を照らしている



追記:

上掲の画像「真夜中のミロ」のあるフォト・アルバム「夢幻のOdyssey(オデッセー)」はこちらです。↓

  夢幻のOdyssey(オデッセー)

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STAIRWAY TO HEAVEN

spiritual domain(B)-01
spiritual domain(B)-01 posted by (C)トロイ


「Mr.エマノン、斬首を見たことありますか?」とイエーメン人のマネジャーがオレに聞いた。
「いいえ、何でですか?」
「実は、明日、モスク前の広場で罪人が首を切られます。首切りを生業としている、どデカイ役人が大きな首切り用の剣を振り下ろせば、それで終わりなんですが、一度見ておくと、人生を考え直すこと間違いなし、ですよ。明日の正午の礼拝の後ですが・・・」
 とんでもない話になったものだと思いつつも、オレはたずねてみた。
「それで、あなたはどう変わったんです?」
「ご自分の眼で見ればわかります。まずはその眼で見ることですね」
 そう言って、彼は黙ってしまい、デスクの上の書類に目を通し始めた。
「サラマリコン」オレは右手を差し伸べ彼と握手をして、サイト事務所に戻った。

 自分の席の椅子に腰を下ろすと脱力感がおそってきた。左手でほほ杖をつき、ボケ~っとしたまま、まったく仕事が手につかない。オレはインドネシア人の運転手タイーブを呼んだ。
「明日、斬首の刑があるって聞いたが、ほんとうか」
「イエス、Mr.エマノン。行きますか?お迎えに行きますよ」
「ああ」とオレは応えてしまった。

 金曜日、オレはほかの日本人3人とともに、クルマで40分ほどのところにある町まで出かけた。
 町のはずれに設けられている駐車場で車を下り、タイーブも交えてモスク前の広場へと足を運んだ。昼間はほとんど人通りの無い通りが、今日は打って変わって人、ひと、ヒト…。
 モスク前の広場はすでにほとんど白一色に埋め尽くされていた。人々は回りにいる人たちに話しかけているのだが、残念ながらオレには彼らの話していることが分からない。
 町は、いや、正確にはモスク前のこの一角だけが、こわいもの見たさのような、なにかを期待するような独特の雰囲気に満ちていた。まるで祭でもあるかのように…。しかし、祭りとは全く違ったざわめきが周囲の緊張感を生み、モスク前の広場の空気を重くさせていた。


 コーランを詠みあげる声がスピーカーに乗って、炎昼の空に響き渡ってくる。広場にいるイスラム教徒たちはいつものように礼拝をしないのだろうか。タイーブに聞いてみようと思って、オレは横を向いたが彼の姿がない。
「タイーブは、どこへ行ったんだろう?」
 同行の日本人に尋ねたが、「知らない」「いなくなったのに気がつかなった」と言う。
「しょうがないヤツだなぁ」
と、言いながらも、(彼のことだから、どかで、礼拝をしているのかもなぁ)と思った。

 オレたち4人は無言のまま、広場の端に立ちながら、処刑が始まるのを待っていた。燦々と降りそそぐ太陽の光、人々の人いきれと容赦なく飛び交うアラビア語の嵐。広場は眼がくらみそうな暑さと熱気につつまれていた。

 時間だけが流れていった。

 やがて人々がゆっくりと白い波のように左右に揺れ始めた。いよいよ始まるのだとオレは思った。しかし、いっこうにそんな気配がない。
「Mr.エマノン。今日、処刑はありません。帰りますか?」
 ふいにオレの後ろでタイーブの声がした。
 オレの緊張感が一挙にとけた。ほっとしたのと同時に、心のどこかで斬首を見てみたいと思っていた自分に気づき、オレは急にヘビーになった。オレは同行の日本人に声をかけた。
「待ちぼうけだったようです。帰りましょう」

 帰りの車中はみな無言のままだった。何も言わずに、タイーブが私の好きな LED・ZEPPERIN のカセット・テープをかけた。彼もオレたちの沈黙に耐えられなかったのかもしれない。

 4曲目の"STAIRWAY TO HEAVEN"が始まった。
 "4"という数字は、「シ」が「死」に通じるところがあるので、時と場合によっては嫌われるんだよなぁ、と奇妙な偶然性を私は感じた。

 イエーメン人が言ったように斬首を見たほうがオレにとってよかったのか、それとも中止になって見ずに帰ったことが結果的にはよかったのか、オレにはわからない。

 翌日、仕事でイエーメン人のマネージャーに会ったが、お互いに斬首のことは口にしなかった。


 その後も、二度と・・・。



朝焼け-03b
朝焼け-03b posted by (C)トロイ




追記:

このストーリーはHP「夢幻のスペース・オデッセー」↓のコンテンツ「夢日記(ショート・ストーリー)」から転載したものに少し手を加えたものです。

 夢幻のスペース・オデッセー

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テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学

テーマパーク「桃源郷」

 テーマパーク桃源郷

生命体の再生技術の発達により、ひょんなことから、テーマパーク桃源郷が生まれた。

エイリアンの卵-02
エイリアンの卵-02 posted by (C)トロイ

発見されたエイリアンの卵が手がかりとなって、これまで不可能とされてきた桃源郷に至るpassageの発掘・復元に成功したのだ。
その成功には Herr 毒多阿風呂井戸が大きく関わっていた。
Herr 毒多阿は桃色の卵を産むというエイリアンの研究分野での第一人者で、発見されたエイリアンの卵をFrau 毒多阿に抱卵させていた。

エイリアンの卵_変容
エイリアンの卵_変容 posted by (C)トロイ

そんなある日、Frau 毒多阿が行方不明になった。
時機を同じくして、エイリアンの卵が磯巾着のような大きなpinkのorganに変容。
その磯巾着のgateの奥から、Frau 毒多阿が囁きかけてくる。

 Come to me. Come to me.
 I'm now in Shangri‐La.
 Come to me. Come to me.

some embracement
some embracement posted by (C)トロイ

磯巾着の桃色の吐息につつまれて、Herr 毒多阿は磯巾着のgateを頭で開きながら、奥へ奥へと匍匐前進をして行った。

a passage leads to the Shangri‐La(3)
a passage leads to the Shangri‐La(3) posted by (C)トロイ

チャクラを再体験し、すべての始まりの無に還るために…。


かくして、桃源郷へのpassageがHerr 毒多阿によって拓かれた。
テーマパーク桃源郷の誕生だ。

生命体の再生技術がpinkの磯巾着のクローン作製ラインに応用され、各地にテーマパーク桃源郷がopenした。
テーマパーク桃源郷へのチケット売り場では、今日も、Herr 毒多阿風呂井戸のクローンの嬉々とした口上が…。

 Won' t you get an economical one-way ticket to the Shangri‐La?

念のために言っておくが、
Herr 毒多阿風呂井戸のクローン以外にテーマパーク桃源郷から戻ってきたものはいない。


追記:

上掲の画像「some embracement」などの「心象風景」の画像があるフォト・アルバム「夢幻のOdyssey(オデッセー)」はこちらです。↓

 夢幻のOdyssey(オデッセー)

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テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学

番外地

dungeon_番外地
dungeon_番外地 posted by (C)トロイ


 番外地

 オレがここに住み始めてすでに半年。ただひとつの楽しみと言えば、それは郵便物が来ることだ。来るというのは正確ではないかもしれない。ここでは郵便は配達されるものではなく、取りに行くものだからだ。それも、けっこう怖い思いをしながらなのである。
 初めのころは、建物の外見の雰囲気からして怖ろしかった。中に入ったら、私の身になにか只ならぬことが起りそうな気配に捉われたからだ。
 いまでは、郵便物を取りに行くのを、ここに住んでいくための儀式として考えられるようにまでオレの精神は進化(?)をとげている。

 俗に言う郵便局("幽罠局"とも言われている)はここからバイクで30分ほどの所にある。
 その石造りの建物は荒地の中にぽつ~んと廃墟のように建っている。かつては重罪人たちの終の棲家、死を待つだけの監獄だったと言われている。
 建物の裏手に鉄の扉の入り口がある。鉄の扉の右端に鍵穴があり、番外地の住人だけに与えられている鍵をそこに差込み、建物の中へ入っていくことになる。
 中に入ると、幅2mほどの回廊が奥へと続いている。ここの空気はいつも湿気を帯びていて、重くて鈍い感じなのだ。
 ところどころに天井から裸電球がぶら下がっている。20Wくらいだろうか。
 やがてもうひとつの鉄の扉が見えてくる。その扉の右の壁に私書箱があるのだ。与えられているもうひとつの小さな鍵で私書箱を開ける。私書箱の中に手紙だけが入っているときはそれを取り出して、自分の住居に戻ればよい。

 私書箱に、手紙の代わりに数ヶ国語で書かれたメモが入っているときがある。
「あなたさま宛ての書留が届いています。入口用の鍵を使って、扉の奥にお進みください。書留は必ずお受け取りになられますようお願い申し上げます。なお、郵便物が留置き期間を過ぎますと、あなたさまの滞在ビザは誠に遺憾ながら失効の運びとなりますので…」
 その場合は、鍵で鉄の扉を開け、オレはさらに奥へと入っていくことになる。この扉はかなり重く、内側には把っ手などが付いていないため、いったん閉まってしまうと内側からは開けることができない。

 回廊の奥に進むにつれて暗さが増してくる。それは、深い闇に向かって歩いていくような感じなのだ。
 天井からぶら下がっているのは人骨を組み合わせて作ったシャンデリアで、中央にロウソクが一本灯されている。
 前方がぼーっと明るい。そのまま進むとすこし広いところに出る。左右の壁にひとつづつ扉があり、その横に机が置かれている。アタマからすっぽりと黒いフードをかぶった黒マントの老人がそれぞれこちらを見る。
 オレはいつも最初に目が合った老人の机のほうに行くことにしている。机の上のロウソクの燭台の下に、オレは私書箱に入っていたメモを置く。老人はそのメモを見やると、何も言わずに「入れ」と鉄の扉の一つを指さす。

 指示された扉を開けてオレは中に入っていく。
 そこには薄暗い部屋がいくつもあり、各部屋の中には郵便物が山をなしていて、蛍火のように発光している。そんな中で自分宛の郵便(書留)を探すのは並大抵のことではない。運よくすぐに見つかることもあるが、たいていの場合は2、3時間はかかってしまう。
 探し出した書留を持って、オレはマントの老人のところへ戻り、その書留を老人に差し出す。老人はその書留をロウソクの灯にかざし、なにやら中を読もうとしている。それからおもむろにうなづくと、机上にある鈴を振る。
 私の背後から音もなく黒ずくめの老人が現れると、机の老人から書留を受け取り、目と顔の動きで「ついて来い」とオレをうながす。
 覗き窓ほどの明かり取りが付いているドアのところまで来ると、老人は手にした書留をその明かり取りに10秒ほど当てるのである。老人は書留をオレに手渡すとマントの裾を床に引きずりながら回廊を戻って行く。老人の姿がオレの視界から消え去ると、ドアが音もなく開いて、オレは外に出ることができるのだ。

 どこをどう通って建物の外に出たのか、いつもわからない。まぶしい太陽の下でオレは書留の封を切る。中にはいつも一枚のペーパーが入っていて、9646とか596とか53279という数字だけが書いてある。

 誰がなんのためにオレにこんな書留を送ってくるのか、ペーパーに書かれているこれらの数字の意味するものはなになのか、誰も教えてはくれない。



追記:

このストーリーは、HP「夢幻のスペース・オデッセー」のコンテンツ「夢日記(ショート・ストーリー)」からの転載です。

 「夢幻のスペース・オデッセー」

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テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学

SOLEIL(ソレイユ)

camels in SAUDI ARABIA
camels in SAUDI ARABIA posted by (C)トロイ

      汗は眼にまだらの紐が眼前に


 SOLEIL(ソレイユ)

 足元に影が縮こまってしまう白昼、石油コンビナートの建設に携わる人たちのキャンプは死んだように眠っていた。頭上に輝く太陽からの強烈な光が私を包み込んでいた。白い光の中で無機質に存在しているキャンプのプレハブの建物と地に張り付いたようなその黒い影、そして砂地に造成された建物と建物を直線的に結ぶ白い道。それらは現実でありながら白日夢のような錯覚を私に思わせるのに充分だった。そんな光景の中に身を置くと、「異邦人」のムルソーが太陽の所為で殺人を犯してしまうのもわかるような気がした。

 松葉牡丹とアロエが植えられている間の白い小道が土色の茶葉のようなものに覆われていた。その道を私が歩き出すと土色の茶葉のようなものがいっせいに羽音をた立てて飛び交いながら、無数の黒い礫となって私にぶつかってきた。バッタの群れだった。映画などに出てくるイナゴの大群とは比べようもない程度のものだったが、沙漠の中にあるキャンプでのバッタの大群との遭遇に私は自然が持つ計り知れない生命力の一端を感じさせられた。
 バッタの群れを抜けた私はまだ足を踏み入れたことがないファミリー・キャンプに急に行ってみたくなった。

 単身者用のキャンプとファミリー・キャンプとの間に十字路があり、その中央にチョコレート色の肌をした警官が交通整理のために立っていた。クルマなどほとんど往来しない金曜日の炎天下、なんの必要があってそこに警官がいるのか私には見当もつかなかった。仕事とはいえ、その警官も自分がそこに立っている意義を見出せないのではないかと私は思った。
「サラマリコン」
 道路を横断しながら私は警官に挨拶をした。
「サラマリコン」
 警官が挨拶を返してきた。彼の額から頬にかけて、汗がキラキラと光りながら幾筋も流れていた。
 道路を渡りきったところで、私はファミリー・キャンプにそのまま行くよりは、しばらく彼を見ていたくなった。私は道路の縁石に腰を下ろした。縁石は焼けるほどに熱かった。
 警官が不意に持ち場を離れた。彼は道路脇に植樹された一本のひょろひょろとした高さ3メートルほどの木に近づいた。小用でもたすのだろうと私は思った。
 警官はやおら木の下にしゃがみ込んだ。その木が生み出すわずかな影からはみ出さないように彼は身を屈めて、じっとしていた。
 彼と目と目があった。彼の目が<お手上げだよ>と言っているように私には思えた。彼は膨張しきった白い太陽をうろん気に見上げた。そして両膝を抱えるようにして腕を組むと、彼はその中に頭を埋めて小さく小さく身体を縮めた。

「し・ご・と」と呟いて、警官は徐に腰を上げた。
 再び持ち場に立つと、彼は思い切りホイッスルを吹いた。その音色はクルマの通らない沙漠のどこまでも青い空にあっと言う間に吸い込まれいった。
 私はその場を離れ、ファミリー・キャンプの方へ歩いていった。白日夢の中の夢遊病者のように…。

 ファミリー・キャンプは建物からして造りが違っていた。一戸建ての家が立ち並び、歴とした住宅街の雰囲気を漂わせていた。人影もなく、クルマも通らない。
 スーパーマーケットに入ってみた。店内はがら~んとしていた。陳列されている商品は単身者用のキャンプにある店の商品とはクオリティが違っていた。当然、単身者用の店には置いていない物もかなりあった。レジの横に沙漠の絵葉書やラクダの絵の入った便箋などが置いてあった。私はそれらを買い求めた。
 主に欧米人向けのファミリー・キャンプだけのことはあって、小さいながらも図書館があった。入館の際にファミリー・キャンプの在住者かどうかをIDでチェックされるのかと思ったが、何事もなく中に入ることができた。閲覧室には誰もいなかった。私はエドガー・アラン・ポーの分厚いペーパー・バックを見つけ、夕方になるまで読みふけった。
 切りのよいところで私は本を書棚に戻し、図書館を出た。遠くの薄茶色の山並みに真っ赤な、とてつもなく大きな太陽がゆらゆらと揺れながら落ちていく。
 十字路にはまだ警官が立っていた。入日と共に彼の影が次第に長くなり、その影は、赤道直下の沙漠に一直線に延びる道路の上を地平線まで伸びていった。




追記:

このストーリーは、HP「夢幻のスペース・オデッセー」のコンテンツ「夢日記(ショート・ストーリー)」からの転載です。

 夢幻のスペース・オデッセー

他にもSaudi Arabiaでの経験をヒントにしたストーリーがあります。

お立ち寄りいただければ嬉しいです。

上掲のHPもよろしくお願いいたします。

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テーマ : 創造と表現
ジャンル : 学問・文化・芸術

東京散歩:狛江_古墳めぐりとその道すがら(2)

古墳マップ(ご参考まで)↓

 狛江市古墳マップ


小田急線南側地区

ルート(ご参考まで) 
狛江駅南口~揚辻稲荷神社(谷田部稲荷)~世田谷通り~十幹森稲荷神社~多摩川決壊の碑~猪方小川塚古墳~前原塚古墳~白幡・菅原神社~清水塚1号墳~清水川公園~世田谷通り~土屋塚古墳~橋北塚古墳~狛江通り~品川道~狛江駅


南口を出て、揚辻稲荷神社(谷田部稲荷)_東和泉1丁目-25へ


 揚辻稲荷神社

  INFO(ご参考まで)
  揚辻稲荷神社


揚辻稲荷神社(谷田部稲荷)-01
揚辻稲荷神社(谷田部稲荷)-01 posted by (C)トロイ

"おはぎ"がひとつお供えされていた。↓

揚辻稲荷神社(谷田部稲荷)-05
揚辻稲荷神社(谷田部稲荷)-05 posted by (C)トロイ


世田谷通りを小田急線和泉多摩川駅方向に歩いて行くと、

 十幹森稲荷神社

十幹森稲荷神社-01
十幹森稲荷神社-01 posted by (C)トロイ

十幹森稲荷神社-05
十幹森稲荷神社-05 posted by (C)トロイ


ちょっと多摩川へ寄り道。多摩川決壊の碑があった。↓


多摩川決壊の碑(碑文)-01a
多摩川決壊の碑(碑文)-01a posted by (C)トロイ


多摩川決壊の碑のある多摩川の景-01a
多摩川決壊の碑のある多摩川の景-01a posted by (C)トロイ


多摩川から猪方小川塚古墳~前原塚古墳へは、世田谷通り方向に戻り、
和泉多摩川駅前郵便局の十字路を右に行くと猪方3丁目。


道すがら(猪方)-07a
道すがら(猪方)-07a posted by (C)トロイ


猪方小川塚古墳はなかなか見つからず、日を改めて探しに行った。
それらしき場所を見つけはしたが…。

 猪方小川塚古墳

狛江古墳群_猪方小川塚古墳
狛江古墳群_猪方小川塚古墳 posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-10秋の陽の昭和をいまに裏の路地
道すがら(猪方)-10秋の陽の昭和をいまに裏の路地 posted by (C)トロイ


前原塚古墳は、農地に木立が残されている。
地元の人が通りかかったので、木立のあるところは古墳かと尋ねたら、違うという返事。えっ?!
その周囲をさがしたが、他に古墳らしきものは見つからなかった。


 前原塚古墳

狛江古墳群_前原塚古墳-01
狛江古墳群_前原塚古墳-01 posted by (C)トロイ


狛江古墳群_前原塚古墳-02
狛江古墳群_前原塚古墳-02 posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-05庚申塔(狛江中道)a
道すがら(猪方)-05庚申塔(狛江中道)a posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-01庚申塔
道すがら(猪方)-01庚申塔 posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-02
道すがら(猪方)-02 posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-08
道すがら(猪方)-08 posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-06a
道すがら(猪方)-06a posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-03a
道すがら(猪方)-03a posted by (C)トロイ


白幡・菅原神社へは、少し遠回りになるが、
前原塚古墳を北側に回ってバス通りに出て、バス通りを狛江第二中まで行った方が見つけやすいと思う。


 白幡・菅原神社

白幡・菅原神社-01鳥居a
白幡・菅原神社-01鳥居a posted by (C)トロイ


白幡・菅原神社-02拝殿a
白幡・菅原神社-02拝殿a posted by (C)トロイ


白幡・菅原神社の裏-お稲荷さん(屋敷稲荷?)
白幡・菅原神社の裏-お稲荷さん(屋敷稲荷?) posted by (C)トロイ


道すがら(猪方)-04a
道すがら(猪方)-04a posted by (C)トロイ


清水塚1号墳へは、バス通りに戻り、十字路を渡ってそのまま直進(これが一番わかりやすいと思う)。
うまく説明できないが、猪方1丁目と和泉2丁目そして岩戸南1丁目の町境の変形十字路(?)まで行く。

清水塚1号墳も探すのに苦労した。
と言うのは、その横を何回も通っているのに古墳だと断定できなかったからだ。
古墳かもと思っても、その確証となるものが木立の他には見当たらないのだ。

帰宅して、ネットの地図上でアパート「梅山荘」を確認。
位置的に観て、その横の木立のところがやはり古墳だった。


 清水塚1号墳

狛江古墳群_清水塚1号墳-01
狛江古墳群_清水塚1号墳-01 posted by (C)トロイ


狛江古墳群_清水塚1号墳-02祠?
狛江古墳群_清水塚1号墳-02祠? posted by (C)トロイ

 
近くにある清水川公園にはすぐに行けた。


 清水川公園

清水川公園-01
清水川公園-01 posted by (C)トロイ


清水川公園-02a
清水川公園-02a posted by (C)トロイ


世田谷通りに出て、一の橋まで少し歩く。
新一の橋の信号を過ぎてすぐ右に入ると「クリオ喜多見」がある。
その横にあるのが、土屋塚古墳。


 土屋塚古墳

狛江古墳群_土屋塚古墳-01
狛江古墳群_土屋塚古墳-01 posted by (C)トロイ


狛江古墳群_土屋塚古墳-03鳥居
狛江古墳群_土屋塚古墳-03鳥居 posted by (C)トロイ


狛江古墳群_土屋塚古墳-02
狛江古墳群_土屋塚古墳-02 posted by (C)トロイ


狛江古墳群_土屋塚古墳-03土屋家の庭_お稲荷さん(中央の朱)
狛江古墳群_土屋塚古墳-03土屋家の庭_お稲荷さん(中央の朱) posted by (C)トロイ



新一の橋の信号の三叉路に戻り、いちょう通りを行く。
駄倉保育園北の信号を右に(だったと思う)曲がると目印になる駐車場がある。

 橋北塚古墳

狛江古墳群_橋北塚古墳-01駐車場からの入口(ゲート)
狛江古墳群_橋北塚古墳-01駐車場からの入口(ゲート) posted by (C)トロイ


狛江古墳群_橋北塚古墳-02b
狛江古墳群_橋北塚古墳-02b posted by (C)トロイ



狛江駅へ。

狛江通りつながる

 品川道

道すがら(狛江駅の南側)-01品川道
道すがら(狛江駅の南側)-01品川道 posted by (C)トロイ



山勘での古墳探しなので、道に迷ったっりしてかなり歩きまわされたが、そのお蔭で祠や庚申塔などいろいろものに出会えた。

道すがら-屋敷稲荷
道すがら-屋敷稲荷 posted by (C)トロイ


道すがら-03柿
道すがら-03柿 posted by (C)トロイ


道すがら-04b
道すがら-04b posted by (C)トロイ




後記:

古墳めぐりにあたっての詳細な資料がなかったことに加えて、
古墳としての案内板や標識などがほとんど見あたらなかったので、
古墳ではないものを古墳として書いてしまったものもあるかもしれません。
その際はお許しください。

追記:

「東京散歩:狛江_古墳めぐりとその道すがら(2)」の画像フォト・アルバムはこちらです。↓

 東京散歩:狛江(古墳群と道すがら)

  東京散歩:狛江(古墳群と道すがら)

ブログに載せた写真はアルバムの中のほんの一部です。
散歩などのinfoとして、他のいろいろな画像も見に来ていただけると嬉しいです。

Thanks a lot.

テーマ : 史跡・神社・仏閣
ジャンル : 写真

German Rock Band

PARALYST.jpg

 photo from website of PARALYST↑

Lately I visit often the site of German Rock Band "PARALYST" on Facebook.
At present you can listen to 8 songs of PARALYST.

  PARALYST on Facebook↓

  https://www.facebook.com/pages/Paralyst/354743417968633

The name of band and songs are very impressive for me.
PARALYST is lyrical alternative metal band. if I could say.
I get well feel for the atmosphere of songs which represent deeply a world of psychological and emotional state.

Among songs of PARALYST "Ende" is the most to my taste.

Please visit "PARALYST" on Facebook, if you like.

and

"PARALYST" on SoundCloud ↓

  PARALYST on SoundCloud


Thanks a lot in advance.


P.S.

上掲の "PARALYST on Facebook"のページが開かないときは、ご面倒をおかけいたしますが、

for reference

  PARALYST

そのページの下方にあるリンク "PARALYST auf Facebook" をクリックしてみてください。


あるいは、私のこのページの右側にあるリンク "PARALYST" から試みていただければありがたいです。


テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

あけましておめでとう\(^o^)/

元旦(2014年)

6時24分
初日の出(2014)-01
初日の出(2014)-01 posted by (C)トロイ

7時05分
初日の出(2014)-03
初日の出(2014)-03 posted by (C)トロイ


     A HAPPY NEW YEAR.

   今年もよろしくお願いいたします。

テーマ : 空の写真
ジャンル : 写真

プロフィール

KJYD

Author:KJYD
来てくださったかたがたに、そして『拍手』をしてくださったかたがたに、心から

Alles Gute!

どうもありがとう。


*東京散歩の写真、「心象風景」や「ショートストーリー」そして「575の宙に」などに用いた画像など、『フォト蔵』にアルバムとしてアップしてあります。
よろしくお願いいたします。

Thanks a lot.


お願い:

*フォト蔵の画像保存機能の不具合により、ブログに用いた画像の一部が非表示になってしまうことが度々あります。

 非表示になってしまった全ての画像をフォト蔵で再保存してブログに再表示させても、また、他の画像や同じ画像が非表示になってしまいます(T_T)

 非表示になっている画像がありましたらコメント欄などで教えていただけると有難いです。

 よろしくお願いいたします。

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