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the new frontier spirit of JAZZ~Avishai Cohen(tp)~

来日中の Avishai Cohen "Triveni" を聴いてきた。
ただ、もう、「すごい!」のひと言だ。

今回のツアのメンバーは、

 AVISHAI COHEN (tp)
 TAl MASHIACH (b)
 JEFF BALLARD (ds)

発売されているアルバムのメンバーとは違っているが、
このトリオによる演奏は、CDや u-tube の映像などから受ける印象をはるかに凌駕している私は思う。

きわめて個人的な感想に過ぎないかも知れないが、
マイルスが表現できなかった音の世界をステージの上で見事に現出させていた思う。

最初に演奏された "C Jam Blues" は、その夜のステージ全体のいわば前奏曲的なものとして演奏されたみたいに思えた。
"C Jam Blues" をテーマとしての、そこからの展開が この曲以降に演奏される Avishai Cohen の独自の世界を期待させるのに十分であった。


セットリストがわからないので、曲名や曲目に記憶違いがあると思うが、私が感じたことをいくつか書いてみる。


Avishai Cohen_ “Triveni II”
Avishai Cohen_ “Triveni II” posted by (C)トロイ


アルバム「TRIVENI Ⅱ」からの "safety Land"。

いま世界の各地で起こっているさまざなの問題を思うと、"safety Land" というものが悪く言えば「絵にかいた餅」に過ぎないといった状況になっている。
真の意味での "safety Land" の実現は可能なのだろうか。
実現は無理かもしれないが、それを希求し続ける Avishai Cohen の真摯な精神性が伝わってくる演奏だった。



Avishai Cohen “Triveni”_“DARK NIGHTS“
Avishai Cohen “Triveni”_“DARK NIGHTS“ posted by (C)トロイ

アルバム「DARK NIGHTS」からの "Dark Nights, Darker Days" 。

秀逸!

まるで、底なし沼という深淵から私たちの置かれて状況を見ているような感じだった。
「底なし沼」という表現に違和感を感じられるかたには、光の差さない深海の底にただひとり置き去りにされている。そのような状況で感じることや思うことがJAZZを通しての心象風景として描き出されていたという感じだろうか。

一種の"出口なし"といった"dark"な状況をTAl MASHIACH(b)とJEFF BALLARD(ds)の二人の織りなす世界が語っていたと思う。

目をつむり、"Dark Nights, Darker Days" に浸りながら、アンドレイ・タルコフスキーの映画の世界を more darker なものにするとこんな感じなのかなぁ、と私は思った。


ミュート・トランペットによる演奏もあった。アルバム「TRIVENI Ⅱ」からの "Nov. 30th (Dedicated To My Mother)"だ。

タイトルからもわかるように、Avishai Cohenが母親に捧げた曲だ。
抒情性に満ちた物悲しいミュート・トランペットの調べに、Avishai Cohenの母親への切ないばかりの愛のかたちが伝わってきた。

目をつむって聴いている私の脳裡に亡くなった母のことが浮かんできて、目頭が熱くなってしまった。
Avishai Cohenと違って、私は親不孝だったなぁ、なんの恩返しもできなかったなぁ、と。


アルバム「DARK NIGHTS」からもう一曲 "Shiny Stockings" と、アルバム「TRIVENI Ⅱ」からは " Get Blue"が演奏されたように思う。
自分の記憶力の無さにガックリ(>_<)

演奏されたどの曲もテンポ・ルバート(tempo rubato)が絶妙で、聴衆を Avishai Cohen の世界に惹きつける魅力に溢れていた。


Avishai Cohen がMCで、『great audience』という言葉を使った。
そして、アンコールの曲を始める前に、『great audienceであるあなたたちに(for you)この曲を』と。

Avishai Cohenの言葉は、ステージの演奏と聴衆が一体となって、一つの音楽的な宇宙を創り上げたということだと思う。
私も聴衆のひとりとして、その場に居合わせたことを嬉しく思った。


Avishai Cohenの曲は彼のオフィシャルなページで聴くことができます。↓

 from Avishai Cohen オフィシャル・サイト

演奏中の曲は演奏の残り時間とともに上部に小さく出ています。
聴ける曲のリストを見たい方は、このページの"Listen"のボタンをクリックしてください。


ご参考のために、U-tubeでの映像。↓

 Avishai Cohen's Triveni_"Safety Land"


Avishai Cohenの演奏は、ぜひ"LIVE"で !!!

CDやU-tubeでは感じ取ることができない彼の創り出す世界観に浸ってほしいと思う。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

聴けた\(^o^)/~「ルパン三世のテーマ」_大野雄二トリオ

大野雄二トリオを聴いてきた。
メンバーは大野雄二(p)、井上陽介(b)、江藤良人(dr)。

一曲目の "C Jam Blues" から始まって、Jazzの名曲の数々を楽しめた。

思い出せない曲もあり、記憶違いの曲もあるかと思うが、、

  "Let's Face The Music And Dance"
  "Satin Doll"
  "Left Alone"
  "Love For Sale"
  "What Is This Thing Called Love?"
  "ルパン三世のテーマ"
  その他。

 こんな感じだった思う。

私の大好きな Mal Waldron の "Left Alone" を聴けて嬉しかった。


そして、"ルパン三世のテーマ"を生で聴くことができ、もう、最高!

東京国際アニメフェア(2010)-04b
東京国際アニメフェア(2010)-04b posted by (C)トロイ


大野さんによると、"ルパン三世のテーマ"は、ライブでもお客さんのリクエストが多く、最後の曲として演奏しているとのことだった。


東京国際アニメフェア(2010)-04a
東京国際アニメフェア(2010)-04a posted by (C)トロイ


ホールを後にしてから駅までの道のりも、私の脳裡に"ルパン三世のテーマ"がループして足取りが、実に、… oh! カルカッタ(^^♪



テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

楽しかった~)^o^( [テッド・ローゼンタール・トリオ]

テッド・ローゼンタール・トリオを聴いてきた。
メンバーは、
テッド・ローゼンタール(p)、植田典子(b)、クインシー・デイヴィス(dr)。

まずは、「ウエストサイド物語」の"Jet Song"(作曲:Leonard Bernstein)!
テーマが演奏されたとき、もう、私はニっコニコっ(*^^)v
まさか、私の大好きなミュージカル「ウエストサイド物語」の"Jet Song"を聴けるとは思いもしなかった。
"Jet"団の軽やかなステップや身体の動きが目に見えるような感じだった。
軽やかさのなかに、それとは矛盾するかのようなある種の緊張感さえ伝わってきた。
できることなら、続けて"Cool"も演奏してほしかった(笑)

次にコールポーターの「キス・ミー・ケイト」からの"So In Love"。
演奏されるスタンダードの定番みたいな曲だが、これもテッド・ローゼンタール・トリオの味付けが大いに楽しめた。

テッドのオリジナル曲が演奏された。
トリオの世界観がよく出ていた曲だったのにタイトルを忘れてしまった。残念(>_<)

ショパンの「ノクターン」Fマイナー。
抒情性のある表情が豊かで美しかった。
屋外で聴いてみたい一曲だ。
ジャック・ルーシェ・トリオの「プレイ・バッハ」に倣って言えば、「プレイ・ショパン」というところだろうか。

ちょっと早いクリスマスだが、"Winter Wonderland"!
この曲だったかなぁ、途中で、ボサノバが隠し味として登場したのは…?
大人も心をうきうきさせられる、0909感たっぷりのクリスマス・ソングだった。
欧米と日本とのクリスマスの捉え方、クリスマスの迎え方の差を感じた。

ファイナルは、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」!
テッド・ローゼンタール・トリオがその思いのすべてをぶち込んだかのような大曲だった。
マイルス・デイヴィスのアルバム『スケッチ・オブ・スペイン』の"アランフエス協奏曲"が私の脳裡を過ぎった。
rhapsodyと言えば、リオのカーニバル。それを連想させるサンバの味付けもされていて、思わず身体を左右に動かしてしまった。

アンコールは「コーラスライン」からの"ONE"。
これも楽しかった。
ミュージカルはこの曲でフィナーレだったなぁ。


「ウエストサイド物語」の"Jet Song"からアンコールのコーラスラインの"ONE"まで、例えて言うなら、ライブというレストランで、メニューに載っているいくつもある曲目をそれぞれのフルコースの料理として楽しめた(#^.^#)

料理のメインディッシュとしての演奏に変化をもたらす変幻自在の小気味よいリズムとテンポ、曲へのアプローチのヴァリエーションと展開。そして、箸代わりのように味付けされていたボサノバやサンバのリズム。

私の知っているどの曲も、一味違ったテイストで楽しく味わえた。

よい時間を過ごせた。


追記:

「ウエストサイド物語」といえば、
オスカー・ピーターソン・トリオのLP「ウエスト・サイド・ストーリー」。
他に、ロングランを続けたミュージカルのジャズアルバムとしては、
MJQのLP「ポギーとベス」。
そして、シェリー・マン&ヒズ・フレンズ~アンドレ・プレビン(p) / リロイ・ビネガー(b) / シェリー・マン(ds)~のLP「マイ・フェア・レディ」。
どれも、よく聴いていた。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

楽しめた(#^.^#) 吉本章紘カルテット

吉本章紘カルテットを聴いてきた。

メンバーは、
吉本章紘(ts)、アーロン・チューライ(p)、坂崎拓也(b)、そして次代を担うであろう石若駿(dr)。

 石若駿については8月のブログに少し述べたことがある。↓

  Boys


全て吉本章紘によるオリジナル曲の演奏だった。

まずは、「A列車で行こう」のコード進行を使った曲「ボストン・サブウエイ Boston Subway」。
まさに21世紀のダンモ!楽しく聴けた。
エリントンに対する敬意の表れなのだろうか、ところどころで、「A列車で行こう」の冒頭のフレーズが容を変えて顔をのぞかせていた(特にアーロンのピアノ)。

「スカイ・ダンス Sky Dance」
青空という広いステージで(イメージを膨らませ)楽しげにステップを踏んでいる感じがよく伝わってきた。
坂崎拓也のベースに、ステップを軽やかに踏む足元が見えるような感じがした(^^♪

「ペイル・グリーン Pale Green」と「ラスト・マンデイ Last Monday」の2曲が続けて演奏された。
pale green は吉本の好きな色だそうだ。時季で言えば、新緑の瑞々しい葉の色なのだろう。
"pale" なのに、味付けはというか隠し味は "blue" 。淡いブルース?情感に富んだバラード。
"Last Monday" ⇔ "blue Monday" ???と、連鎖反応的に感じてしまう。

「How About This Cat?」
猫の鳴き声を模したフレーズもあり、
「オマエさんは、いったい何者なんだ?!」というような感じで吉本がそのネコに話しかけている様子とネコの反応とか、ネコに抱く吉本の気持ちがサウンドに出ていて、これもその場の情景が目に浮かぶ曲だった。

参考映像:
How About This Cat?

「鉛筆飛行 Enpitsu Hiko」
なにかの拍子で、鉛筆が飛び散ったときにインスピレーションが湧いたそうだ。
吉本が子供のころ、想像力に富んでいて、その想像の世界を楽しんでいたのかもしれないなぁ、などと想った。

アンコールは「di di」。
アーロン・チューライ(パプアニューギニア出身)との親交から生まれた吉本章紘のオリジナル。

アーロン・チューライの繊細なそしてせせらぎの流れのようなピアノ。
坂崎拓也の「縁の下の力持ち」として守備範囲の広いベース。
石若駿の若者らしい歯切れの良いドラミング。

若林が志向しているであろうジャズにおける新しい波(ヌーヴェルヴァーグ)を感じさせてくれるメンバーたちとのカルテットだと思う。


 参考映像:
 石若駿トリオ_GET OUT FROM THE DARKNESS

 参考ブログ:
 片倉真由子トリオ

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

ぶっ飛んだ~!! エレファント9 with レイネ・フィスケ

"エレファント9+レイネ・フィスケ"を聴いてきた。

メンバーは、
ストーレ・ストーレッケン(オルガン、ローズ、キーボード? etc.)
ニコライ・ハングシュレ・アイテットセン(エレクトリック・ベース)
トーシュタイン・ロフトフース(ドラムス)
そして、
レイネ・フィスケ(エレクトリック・ギター)

ジャンルはと訊かれると、ひと口で答えるのは難しい。
一般的には、 "Progressive Jazz-Rock" として認識されているようだ。

私的には、たとえが適切ではないかもしれないが、
Emerson, Lake & Palmer (E.L.P.)をもっとハードにそしてヘビーにし、ジャンルをクロスオーヴァーした、プログレッシブ&サイケデリック・ジャズ・ロックかな。

私は"エレファント9+レイネ・フィスケ"にヴァイキングの末裔たちによるフロンティア・スピリッツを感じた。
昨今の耳になじみやすい安穏なサウンド思考への「荒野の七人」いや「荒野の4人」からのいわば果たし状だ。
座席から立ち上がって、最前列でぶっ飛びたくなるほど強烈なリズムとサウンド!
いや~、しびれた~(*^^)v

途中で、レイネ・フィスケのギターの弦が切れたりしたが、彼らのサウンドの大渦潮に心身ともに巻き込まれてしまった。
爆裂ドラムを最後まで叩き切ったトーシュタイン・ロフトフース!
あのスタミナは、いったい、どこから来るの?!

毎度のことだが、曲名を聞き取れなかったのが残念。
その中の2曲は、"Psychedelic Backfire" と "Atlantis" だったと思う。

"Psychedelic Backfire"↓(ジャケットの画像のみ)

 エレファント9 with レイネ・フィスケ_Psychedelic Backfire

 タイトル通り、サイケな感覚にあふれている一曲。
 フロンティアへの歩みを象徴するかのようなトーシュタイン・ロフトフースのドラムビートが印象的。


参考映像:これもサイケ色が強い。

 エレファント9 with レイネ・フィスケ

 これが"Atlantis" だったかもしれない。
 
 情景的には、ヒッチハイクで行ったノールカップ(Nordkapplatået)で見た沈まぬ太陽と沈黙する海、自然が秘めているエネルギーの容などが目に浮かんできた。
 

日本の洋楽ファン、ジャズ・ファンが "エレファント9 with レイネ・フィスケ" が志向するサウンドに興味を持ってくれれば、チョーキング状態の日本の音楽シーンも変革されるのになぁ、と思った。

テーマ : サイケデリック
ジャンル : 音楽

プロフィール

KJYD

Author:KJYD
来てくださったかたがたに、そして『拍手』をしてくださったかたがたに、心から

Alles Gute!

どうもありがとう。


*東京散歩の写真、「心象風景」や「ショートストーリー」そして「575の宙に」などに用いた画像など、『フォト蔵』にアルバムとしてアップしてあります。
よろしくお願いいたします。

Thanks a lot.


お願い:

*フォト蔵の画像保存機能の不具合により、ブログに用いた画像の一部が非表示になってしまうことが度々あります。

 非表示になってしまった全ての画像をフォト蔵で再保存してブログに再表示させても、また、他の画像や同じ画像が非表示になってしまいます(T_T)

 非表示になっている画像がありましたらコメント欄などで教えていただけると有難いです。

 よろしくお願いいたします。

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